契約

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「さ…サラ様、声を出してみてください。」 サラは言われたとおりにしてみました。 「…皆さん…」 サラはゆっくりと話しました。 「今まで、黙っててごめんなさい。」 サラはぺこりとお辞儀しました。 慌てふためいた村人たちは口々に言いました。 「俺らもすまない。」 「守ってくれてたのね。ありがとう。」 「お前の家に火をつけてすまん。」 「ありがとう…」 サラはにっこりと笑いました。 「大丈夫です。これからもよろしくお願いしますね。」
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