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しばらくして、私は胸に手をあてる…
うん…今日は身体の調子がいい気がする…
昨日までなら左手で心臓らへんに触れただけで痛かったから…今日は触れても痛くならないから…大丈夫…だよね?
自分の身体に問いかけるも、返事がかえってくるわけがない…
よし…学校いこ…
そう思いながら、自分の部屋のドアノブをまわして一階に降りる
リビングの扉を開く…あたりを見わたし一言で表すなら生活感のない殺風景な家…
だいたい二十畳くらいの広さがある部屋…そんな部屋にポツンと立つ私…
何で…かな?…何でこんなに虚しいんだろ…
ポツっと手に雫が落ちる…
「……」
私は袖で涙をふいて、冷蔵庫に入ってる、昨日買った牛乳をコップにそそぎ、ゆっくり身体に流しこむ。
「…ふぅ…」
ため息を吐いて、リビングであらかじめ準備していた制服をもって洗面台へにむかった…
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