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「…って思ったでしょ」
「へ?」
ニヤァと笑うと美夏は大笑いし始めた。
この子の緩急差には全くついて行けません。
「あんたって本当単純。ちょっといつもと違う返し方したらすぐ顔に出るんだもん、ウケるわー」
「はあ…やることがタチ悪いぞ」
「あんた一体何年私といるのよ、ちょっとは学習したら?私先に下行ってるわ。ちゃんと美春連れてきなさいよ」
美夏はクスクス笑いながら、ニヤリとした笑みを浮かべて俺の部屋から出て行った。
部屋には美春の荒い鼻息だけが響…。
「っておいこの変態ドM匂いフェチ。いつまで人のシャツの匂い嗅いでんだ」
「今日はこの匂いを私の全身に染み込ませるの…。そして今日は翔の匂いと一緒に寝るのおおおあはははは」
「怖ぇよ!さっき俺が言ったお前の数々の称号の中に病んでる人も追加されんぞ!?」
「まあそれは冗談ということで。お姉ちゃんの真似してみました」
…この姉妹怖い。
ストレートな言葉とチェンジアップな態度を使って来ます…どうすればいいの、俺のミート力を上げればいいの?
言ってることが意味分からなくなってきた。
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