3 濱田翔強化月間

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美夏の真似、か。 俺はドアの方に目を向けた。 「どうしたの?」 「いや…。なあ、なんか違和感なかったか?」 え?と美春は首を傾げる。 どうやら美春は感じ取ってなかったみたいだ。 「何が?」 「美夏の悪口だよ。なんていうか…キレが無くて雑って感じ」 「悪口に雑も何も無いと思うけど…」 まあそうなんだけど。 でもどこか変な感じが…違和感があったんだ。 …本音を隠して無理矢理悪口を言った、そんな感じ。 「……………」 「てかそんなことよりポトフ食べに行こうよ。その時にお姉ちゃんに聞いてみたら?」 「え?」 「あの時本当は何して欲しかったんだってさ。もしかしたら…」 「も、もしかしたら?」 「…ふへへ」 笑い方すら変態チック。 てか妄想がわかりやすいな。 もしそうなら…美夏も…なのか?
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