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あたしにとって彼は
『大切な存在』だった
そんな存在から
いとも簡単に裏切られたのだ
高1の春
友達の彼氏の友達の彼が
すごくかっこ良く見えた
それから1年と半分を過ぎた頃
何故かあたしの母親が
無理矢理あたしを産婦人科に連れて行き
しかも
3回目の通院であたしが
妊娠してぃる事がわかった
「おめでとうございます。4週目ですよ」
産婦人科のおじいちゃん先生は満面の笑みでそう告げた
あたしは嬉しいような反面学校にばれたらどうしようという複雑な気持ちだった
そんなあたしに関係なく
相手の両親に早速連絡がいった
話し合いの間
彼と話す時間もくれた
皆産む事に反対だったが
彼もまた反対者だった
「…俺…大学もあるし…今の俺らじゃ無理だょ…」
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