知ったのは…。

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隣の部屋からドンドンと音がした。 この個室にはホールへの扉と、もう一つのドアがあった。 そっちから聞こえる。 何処かを蹴る様な音。 「お待たせ致しました。」 店員がタバコを持って入ってきた。 すると又、蹴るような音がした。 店員が音のする方のドアをノックした。 「早く出てけよ!」 先輩たちが店員を出そうとしたが、彼は知らん顔をしてドアに話しかけた。 「失礼します。開けますよ。」 ガチャッ。 中から鍵が閉まる音がした。
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