9人が本棚に入れています
本棚に追加
― ・ ― ・ ―
翌日。
新歓パーティーに出席していた、他の遊んでいるような同期に聞いてみた。
クラブに真木野という店員が居るのを知っているか。
「理工に居るじゃない。」
私の居る建築学科も、理工学部に入る。
「機械工学の一年よ。」
…同期!
やっぱり同じ位の年齢だったんだ。
でも、新歓パーティーには参加していなかった。
「秀才って言われてるらしいよ。」
秀才…。
私は同期に礼を言い、講堂から廊下に出た。
途端、誰かの胸元に顔面をぶつけた。
「痛っ!…ごめんなさい!」
咄嗟に自分から詫びの言葉が出た。
ぶつかった感触は男性の筋肉質な身体。
目の前の相手は、白いTシャツで、私の色付きリップが付いていた。
最初のコメントを投稿しよう!