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公園に着いてすぐ、兄は緩んだ母の手を振りほどき、急いで少女に近付き声を掛ける。
光雅「柚巴!ごめんね。一緒に歩いて、沢山…色んな事話したかったのに…。」
柚巴「え、大丈夫ですよ(ニコ」
一瞬きょとんと兄を見上げるも、すぐに笑顔で首を振った。
そして、先程浮かんだ疑問を兄に聞いてみる。
柚巴「あ、あの…柚巴、不思議に思った事…あるんですけど…」
光雅「ん?何?」
きょとんとし、首を傾げた兄を見つめながら話を続けた。
柚巴「ここに来るまで…色々な人達に指差されました…。何でですか?柚巴…何かヘンなのかな…。」
光雅「あっ…」
少女の話を聞き終えると、小さく声を漏らす兄は微かに表情を曇らせた。
柚巴「兄上様は、分かるのですか…?」
出来る事なら答えたくない疑問に、ただ兄は言葉を詰まらせるだけ。
念を押すように少女は兄に聞いた。
柚巴「教えて…?」
光雅「…それは……―――」
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