4人が本棚に入れています
本棚に追加
母「条件は…私達と縁を切る事です。」
―――縁を切る…?どういう意味なのかな…。
まだ5歳である少女にとって、やはり母の言葉の意味が分からないらしい。
だが、ここは母の言う事に従わなければならないと思い、首を縦に頷くしかなかった。
母「…良い子ですね。そういうところは褒めてあげます。」
母は、楽しそうに目を細めながら、嘲笑うように言い放った。
そして用が済んだのか、母は少女に背を向け、暗闇の方へと歩き出す。
母「貴女の誕生日が来たその日で…私達一家と貴女は、さようならです…(クスッ」
そんな言葉を残しながら
最初のコメントを投稿しよう!