王子様

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  「そろそろHR始まるね…」 「そうだね。それじゃ、マミまた後で良かったら話さない?」 「良いね!岬君も誘っといてよ」 「おーけー、頑張れよ?」 「当ったり前だよ!」 途中でタクローと別れたのは名残惜しかった。 マミはあの短時間でタクローと意気投合し、マミと呼んでもらえるまでになった。 タクローは彼女、ハナの名前を口に出すだけで顔を赤らめたりむせたりする。 そんなタクローをマミはからかっていた。 ──ハナはマミから見ても可愛らしい女の子だった。
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