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「俺、前から芽衣のことが好きだったんだ。付き合って」
「ごめん、無理!!私、彼氏なんていらないから」
今日も一人、男を振った。
そこそこ、容姿もよくてけっこうモテるが男嫌い。
大学に通う19歳の芽衣。
男なんて嫌い!!好きとか言って、どうせ気持ちなんて変わる。信じた分だけ心に負う傷は、大きい。だから信じない。私は、一生誰も好きにならない。
私の心に深く残る傷。癒えることのない傷。
5年前までは、恋愛に憧れ、好きな人だっていた。
でも、あの時、あの瞬間に全部が壊れたんだ…。
信じてたものが、一瞬にして崩れたあの日。
今でも鮮明に蘇る。
私の心に傷跡として、深くくっついて離れない。
あの日から、私の心は凍った。
あの日から、全てが変わり、おかしくなった…。
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