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「あの…逃走した?」
「うん。なんで逃走…?したんだろう?」
「さぁ…?…私はあんたじゃないから分からんわ。…とりあえず開けてみたら?」
そう言われ開ける。
会ってない母親からの手紙。
すごい恐怖感満載。
………。
書いてあったのはただ一言。
「貴女に血の繋がらない兄がいます。6歳の時に出ていきましたが、再会します…?」
へ…?
つい音読してしまった。
「…兄?ねぇ…闌…?私にお兄さんがいたの?」
「はぁ!?お兄さん!?6歳?そんな10年前の事なんか知るわけないじゃん!」
笑いながら他人事だと思って私をからかう。
「だよね。…でもさ…この「再会」ってのが気になる…。」
「10年ぶりに会うかもだもんね。」
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