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「黒髪で。目が鋭いって言ったら悪いかもだけど…取りあえずかっこよかった!」
「もう少し静かに喋ろう…?だから、かっこいいけどあーいう人って絶対軽いよ?…絶対常識とかなさそう。」
今、悪魔でも入学式の最中。今は校長の話。
だけど、真面目に聞く訳がない。…聞かなきゃいけないけど。
「咲ひどっ。」
「人間は見た目じゃないよ?中味だよ?」
「はいはい、知ってますー。」
ざわ…ざわ…。
回りがざわめく。
闌も固まっている。
「闌…どうしたの?」
「さっ…さっ…咲…あれっ…」
「ん…?……あっ…!あの人!」
そこには今朝会った、あのお兄さんがいた。
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