事実【春 Side】

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「へ・・・?」 咲は焦っていた。 まぁ、そうだよな(笑) 俺は咲を抱きしめた。 「ちょっと・・・先生・・・」 早く咲には言わなきゃな・・。 一度咲を離した。 「先生なんかじゃない。  咲の兄貴だ。」 「えっ・・・?」 そう一言いい、咲をまた焦らせて俺は抱きしめた。 咲は状況が読めたのか咲も俺の背中に手を回した。 「お兄ちゃん・・・ですか・・・」 「よろしくな。咲。」 咲の心臓の音がよく伝わる。 「あの・・・」 咲は一度離れた。 「一緒に住むのも・・・?」 咲はモジモジしながら聞いてきた。 「俺だけど?」 「えぇっー・・・・!?」 咲は驚いていた。 兄妹の関係まで言ってなんでそこまで驚かれなきゃいけないんだよ(笑) でも多分・・咲・・・俺、生徒とか妹とか関係なく好きだ。 ごめんな。。 この気持ちは忘れなきゃいけない存在になってしまった。 いくらなんでも咲は生徒。 でも、生徒なら期間は決まっているが、 コイツは妹だ。 いくら血がつながってなくても 妹だから 愛してはいけない存在なんだ。
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