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バスに乗り、10分ちょっと経過したところだ。
俺は橋本さんと自分の住んでいるところについて話していた。
「へー・・・せんせは案外学校に近いところに住んでるんだね」
「うん。橋本さんは?」
「橋本さんはやめて。花って呼んで?」
「えっ・・・」
「いーから。」
「でも・・・」
「お願い!」
「わかった。花はどこに住んでいるの?」
「うーんと花はね、バスの終点くらいかな?」
「割と遠いんだね?」
「そーだね。さすがにせんせみたいに自転車で通えないや(笑)」
そんなことを話していると自分の降りる駅についた。
「あ、じゃあ俺はここで。」
「うん!じゃあね。せんせ!」
「さようなら。」
花は手を振り俺を見送った。
「先生・・・」
そう呼ばれて振り向いたらなんと
「さ・・・咲?」
咲がいたのだ。
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