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千洋「私、試合に出してもらってるんだ。先輩を差し置いて。だけど、私パスミスとかトラベリングとかしょうもないミスをいっぱいして先輩に迷惑いっぱいかけた」
そこまで話すとさっきの試合が頭の中でリピートされる。
私のせいで負けた…
辛くてまた涙が流れてくる。
千洋「私のせいで負けて、それなのに先輩は何も責めないし、同級生は私のこと何もわかってなくて励ましてくる。励まして欲しいわけじゃない!私が悪いんだからみんなもっと責めてくれたら楽なのに…」
そこまで言うと圭介が私の口を手でふさいだ。
圭介「お前、ネガティブに考えすぎだよ?もっと気楽に大好きなバスケが出来てることを楽しめよ」
私だってそうしたいよ…
だけど出来ない。
きれいごとは嫌い…
圭介「次頑張れば良いだろ」
千洋「きれいごとなんか言わないで!!」
叫んでしまった。
なんで私叫んだんだろう…
とりあえず辛くて悲しくて情けなくてまた走って帰ってしまった。
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