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凪「來音ちゃんより背は高いし、顔も似てるし。」
明と來音は顔を見合わせて、苦笑いをした。
明「まぁ、幼なじみだし。小さい頃から一緒だしよ」
來「そう言う奴も多いよ」
すると、後ろから「付き合ってんの?」と聞かれた。
來「ンなわけ、ねーだろーがっ!!!!」
近くのシャーペンをぶん投げる。シャーペンはギリギリ当たらず、壁に半分突き刺さった。
來(コイツ(明)、好きな奴いるからね!?いるんだよ!?)
優等生で大人しく、優しい。なおかつ超美人の凪奈が明の本命。
來(俺と正反対じゃん)
その時、下校のチャイムが鳴り響く。
明「あ。弟と妹、迎えに行くんだった。じゃーな、來音、凪奈。」
來/凪「おう/うん」
明はダッシュで消えていった。
來「俺も帰ろ」
鞄を持ち、教室を出ようとする。
クラス「「あっ!」」
ドサリ
後ろで誰かが倒れた気がした。
來「え?」
そこには、さっきケンカした男子がまた横たわっていた。そして、少年が立っていた。
「バーカ。危ねーだろ」
少年―――井崎 晋也(いざき しんや)は明の従兄弟。
來「バカはお前。じゃーな。」
スタスタと廊下を歩いて消えていった。
晋「・・・・・」
凪「バカな來音ちゃんが好きなんでしょ。晋也君」
晋也「なっ!!!??・・・気付いてたんかよ。」
晋也の隣には鞄を持ち、笑っている凪奈がいた。
凪「じゃあ、頑張ってね。応援してるから☆」
晋「ぉう」
凪奈も帰って行った。
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