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裕太「楓どっち行く?」
戻った道に交差点がある。
さっき楓が見つめていた道。
楓「・・・・・・」
裕太「?」
楓はゆっくりと右を指差した。
裕太「じゃあ
僕は左を探索するから」
裕太が歩こうとする。
楓「・・・・・・・」
楓に袖を捕まれる。
裕太「どうした?」
また右を指差した。
裕太「僕が右?」
楓は左右に頭を振る。
楓は袖を掴んだまま、
裕太を引っ張る。
裕太「ちょっちょっ!」
楓は引っ張る足を止めて、
ちょっと不機嫌そうな顔をする。
楓「・・・・・・」
裕太「どうしたんだ」
楓は右を指差し、裕太の袖を
ツンツンと引っ張る。
裕太「2人で行くのか?」
楓はコクンとうなずく。
どうやら2人で行くらしい。
気まずい空気はまだまだ続く。
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