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幼いながらにして衝撃の場面を見た、いや……見てしまった時の光景はトラウマと言うものになりがちなんじゃあないかと思う。
そしてそれは成長して、大人に成る段階で色々考えて変化していく。
俺は両親が嫌いだった。
何でと言われたら理由は単純明快。深夜に両親のギシアン見せられたらトラウマ確実だろう。
だけれども、妹が生を受けた。
お兄ちゃんと言う存在に成った俺は精一杯兄らしい行動をするようにしている。現在進行形。
そんでもって両親への嫌悪は払拭された。トラウマなのには変わりないけど。
俺もその行為があってここにいるのだと思うと複雑な気分だ。
「お兄様ー!」
「何だー」
「来てくださいー!」
一階のリビングにいる噂の妹に呼ばれた。噂をすればなんとやらって奴か。
ベッドから横になっていた体を起こして、(家族として)愛する妹の所へと向かった。
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