9704人が本棚に入れています
本棚に追加
「なに…」
柴ちゃんが小さい声で何かを話した。
「っえ、なにぃ?」
「何、へらへら笑ってるんだよ!
お前、自分がどんだけ危ないのか分かってんのか!」
そんな事言われたって…
「柴ちゃんに何がわかるのさ!
俺があと1年かもしれない?
だから…泣けば良いの?
泣いたって…
っ泣いたってどうにもならないじゃん、
病気になってる実感もないし…
理解できるわけないじゃんっ!」
だったら、へらへら笑ってる方が…
何倍も…何倍も良いんだよ?
最初のコメントを投稿しよう!