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吟side
滅多に言わない我が儘を可愛く言われ行き先秘密の旅行に行くことになった。
シートベルトの解除音が鳴り余裕が出て来たのか落ち着かないのかソワソワとしていた眞白が話し掛けてきた。
「……パパ今って夏休みだよね?」
ああ…
眞白はプライベート機は始めてだったか?
説明をすればかなり驚いているが…
昔を思い出せば…
眞白に与えてきたものは桁外れのものばかりだったな…。
思わず話ながら笑顔が出てしまう。
それを不思議そうに見ていた眞白が親父に会いに行くと言い出した。
今はまずい…
親族が今うじゃうじゃと本家に挨拶周りに来る時期だ…
取り敢えず連絡を入れるまでは待つように言ったが眞白の容態が何時急変するか分からない…
親父には一応伝えてあるが…かなりショックを受けていたな…
眞白を溺愛していたから
お袋も…泣いていた。
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