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続き様に柴峰先生は言った。
「…眞白じゃなく、お前らが消えれば良いのになぁ…。」
教師にあるまじき言動だが言い返す事が出来ない
全て図星だった…。
「…ねぇ…ま…し…ろ…きぇ…るっ…て…な…に…?」
ぽろっと口から出てしまった言葉を弥懐は聞き逃さなかった…。
「……さぁな…それくらい自分等で確かめな…
眞白は連れてく。」
そう、言い残して柴峰先生は眞白を起こさないように抱き上げて出ていった。
でる間際の眞白の顔は真っ白で死んでいるように見えた。
何故かその姿をみたら胸の奥がざわつき痛む…
元々、色白くて細身で貧弱そうにしか見えなかったのに…
出会った頃から眞白は弱々しかった。
眞白が消えるなんて俺達は想っていなかったんだ。
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