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毬藻君が来る前みたいにまた、皆でワイワイ騒ぎたい…
「……眞白、調子はどうだ?」
しょんぼりと考えに落ちていたら柴ちゃんが来た
「柴ちゃんかぁ~、
調子はね~あんましぃ、良くないよぉ~(笑)」
「見た感じ、そうみたいだな…」
チューブに繋がれながらベットの上
大袈裟な感じもするが、そうでもないらしい
「っあ~
今週分の仕事持ってきてくれたんだぁ~
柴ちゃん、ありがとー!!」
声は薬の影響で、喉が掠れてガラガラになっている…
「…本来なら休むべき何だがな…理事長が言うから…」
渋々だ…と言いながらも、やらせたくないなら持ってこなければ良いのにねぇ
柴ちゃんは優しいから…
「フフ~、パパは俺にはぁ甘いんだよぉ~
それに、どうせ死んじゃんだもん、好きなことくらいさせてよねぇ~」
柴ちゃんも、森ちゃんも俺を死なせないように沢山頑張ってくれてる…
だけど、そう簡単な問題じゃない。
だってぇ~1年ってゆう短い時間に薬ができて認可が降りるとか奇跡的にも無理な話だもん…
それにね、どんどん身体が衰弱していくのも分かるんだよ…
少し前とは確実に自分の身体が違うなんて…皆は考えられるかなぁ~?
俺自身も多分、こんな状況にならなければ想っても見なかったことだよ…(笑)
病気になるわ、皆と不仲になるわで…不幸なことばっかしだなぁ…。
死ぬ前には皆と仲直りできると良いけど。
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