眞白VS毬藻

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「っあ…眞白! 何してんだよ叔父さんの膝の上で!」 いつの間にか、ソファーに回ってきてたらしい… 俺が居ることと、その状況に文句をいってくる。 「…別にぃ~理事長に甘えてるだけだけどぉ~?」 まぁ、そのままを伝えた… 「っな…退けよ!! 叔父さんは俺のだぞっ!」 何かめっちゃ怒ってる? てか、パパは毬藻君のじゃないし…俺のパパだし 「……理事長は俺の…」 何故か、パパをとられる気がした… 生徒会の皆みたいに… パパも、毬藻君のが良いのかなぁ… 「ハァ…いい加減にしろよ!」 ッビク!! 「ッフ…やっぱり叔父さんは…」 「舞智…我が儘も大概にしろよ…俺がいつお前のになった? 愚弟夫婦がお前を甘やかし過ぎて、手がつけられなくなったっと言って 泣き付いてきたから手を貸したが…失敗だったな… 眞白を傷つけるわ、 学園内を荒らすわ… こんなのが身内だと考えただけでも恥ずかしい位だ…。」 パパの発言に毬藻君は信じられないのか、放心状態…。 だけど、我に還ったのか 拳を握りしめワナワナと何かを耐えるように震え始めた… しまいにはブツブツと何かを呟きだす始末。 「……マ…シ…が…」 何を言ってるのかさっぱりだ が…凄い剣幕て怒鳴りだす。 「っ眞白が叔父さんを騙してるんだ! だから、叔父さん は急に変なことを言い出したんだ! だって、俺は皆に愛される人間なんだから!! 父さんも母さんもそう言ってたし 眞白が悪いんだ…だって眞白が全部仕組んだから 晴雅達が急に離れたのも、眞白が何かしたんだ! 叔父さんも晴雅も皆眞白に騙されてるんだ! 助けないとな! 眞白…死ねよ!!」 ・
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