9694人が本棚に入れています
本棚に追加
「眞白様!」
高熱をだして
情緒不安定になり部屋を抜け出して見付からないように隠れた。
「ぅぅ…」
身体が重くて怠い…
身体中が熱くて苦しい
パパの書斎の机の下に体を丸めて入った。
外からは何人もの人が俺を探していた。
ガチャ…
「眞白様…見つけました」
ッビク!
「っぁぁ…ぅ」
身体がガタガタと恐怖で震えた。
「…眞白様、大丈夫です、眞白様を傷付ける人は、この家にはいません…
さぁお部屋に戻りましょう?
熱が上がってしまいます」
この家で、何10人とゆう働いている人の頂点で、パパの秘書もしている…
俺のお世話係の
東・志楼(アズマ・シロウ)さんが恐がらせないように、俺から少し距離をとって話し掛けてくれた。
フルフル
「ぅぅ…」
部屋に戻ってもパパがいないから嫌だと頭を横にふった。
「困りましたね…」
そう言った割りには困ったように見えず、立ち上がり連絡をしはじめた。
「東です、眞白様を無事に見付けました…皆さんには仕事に戻るように伝えてください…
それと、書斎に毛布と温かい飲み物…フルーツゼリーを持ってきて下さい」
志楼さんの話を聞いていれば、皆に迷惑をかけた事がわかった。
最初のコメントを投稿しよう!