消えない過去と暗い闇

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「眞白様!」 高熱をだして 情緒不安定になり部屋を抜け出して見付からないように隠れた。 「ぅぅ…」 身体が重くて怠い… 身体中が熱くて苦しい パパの書斎の机の下に体を丸めて入った。 外からは何人もの人が俺を探していた。 ガチャ… 「眞白様…見つけました」 ッビク! 「っぁぁ…ぅ」 身体がガタガタと恐怖で震えた。 「…眞白様、大丈夫です、眞白様を傷付ける人は、この家にはいません… さぁお部屋に戻りましょう? 熱が上がってしまいます」 この家で、何10人とゆう働いている人の頂点で、パパの秘書もしている… 俺のお世話係の 東・志楼(アズマ・シロウ)さんが恐がらせないように、俺から少し距離をとって話し掛けてくれた。 フルフル 「ぅぅ…」 部屋に戻ってもパパがいないから嫌だと頭を横にふった。 「困りましたね…」 そう言った割りには困ったように見えず、立ち上がり連絡をしはじめた。 「東です、眞白様を無事に見付けました…皆さんには仕事に戻るように伝えてください… それと、書斎に毛布と温かい飲み物…フルーツゼリーを持ってきて下さい」 志楼さんの話を聞いていれば、皆に迷惑をかけた事がわかった。
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