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急に意識を失い
急に目を覚ました俺に、毬藻君は心配の言葉じゃなく非難の言葉を言ってきた。
見たら、俺が仮病じゃないことくらい分かるのに
頭が幼稚園児以下の毬藻君には状況を説明しないと分からないらしい…
「……パパ、頭が痛い…」
毬藻君の蔑む視線に耐えられるほど今の俺は強くない。
毬藻君に俺の存在を全否定されてから毎日が苦痛
親友面する割りには
一度も俺の話を聞いてくれた試しがない。
俺だって、好きで病気になった訳じゃないのに、なにも知らない人に仮病扱いはされたくない…
ぐるぐると毬藻君に対する怒りや不満が募る…
こんな、自己中で我が儘な奴に皆が好意を寄せて
今まで、付き合ってきた俺を信じてくれない皆にも……
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