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言いたいことは別にあった…だけど…出てこなかった…
口から次々に出た言葉は纏まりはなかった。
でも、皆には通じていた
こんなときは嬉しくなる
小さいときも皆が気付いてくれた。
長い付き合いなだけあって、お互いの事を良くも悪くも知っていた…
だけど…除け者だった事を知ったのはつい最近…
パパ以外…俺を必要としてくれるのは…もういない…
早く生徒会室から出よう
「まって…
待ってください!
眞白!」
凪が泣きそうになってる
何で泣くのか分からない
「……何ですか副会長?」
もう、俺は生徒会役員でも、友人でもない。
名前を呼ぶ中ではないから…呼ぶ必要はない。
だから役職名で呼んだ…
皆驚いていた…
哀しそうに顔を歪めている…。
その状況を喜ぶのは毬藻君だけ。
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