村原 恵 (旧姓:佐藤) 29歳の章

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そこで努が告白… しかもみんなの前で… 『ずっ…ずっ…ずっ…ずっ…ずっと好きでった… つけあがって…いや! つっ…付き合ってもりんさい!!』 見事 に噛んだ一撃に衝撃… 笑劇…?? を受け、笑って涙を拭きながら… 『はい… ……付き合ってもりんさい!』 友達のお誕生日会がいつの間にか恵達の祝賀会になっていた。 「すげーぜ! 今日の俺のデートプラン!」 二人は駅から線路沿いの歩道を歩き、市街へ向かう。 「何よ? どんな感じなの?」 「もうズキューンよ! あっち行ってドカーン! こっち来ちゃバリッバリッ!」 「……はい??」 「…ああああ!!!!」 努が急に大声を上げる… 「…ちょっと! 急に大声出さないでよ!」 「ワイの… ワイのデートプランがぁ!」 努の目線を辿ると、ソコにはパスタ屋があった、地元ではちょっと有名なパスタ屋であり、中学生の二人には高級なお店… よく見ると… その店の両開きのガラスのドアに張り紙がある。 『誠に申し訳ございません。 本日臨時休業とさせていただきます。』 「謝って済むなら警察はいらん!!」 真面目な顔で張り紙に意味不明なツッコミを入れる努… 「…元々警察いらないでしょ…」
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