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〈とある廃墟ビル〉
「遅くなりました」
怒っていないだろうか…
兄上はふり向いてはくださらず、そのままの状態で
「遅い!!まあしかし久しぶりだなアマイモン」
「…いや、〝地の王〟よ」
「ハイ…お久しぶりです兄上」
あぁやっとボクを見てくれた
お変わりない姿…その唇を飴のように貪り、噛み砕きたい
「………」
「アマイモン…私の顔に何かついているのか?」
「いえ…」
「まぁいい…父上のお答えはどうだ?」
あの奥村 燐という奴の件ですね……
「父上は兄上の申し出を受けると」
なんですか…このかきむしるような感情は
前にもあった気が……
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