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「ご武運を、お祈りします」
そう言いながらコーヒーを飲み干し、席を立ちあがり店を出ていくアズラ
ギィ
「ありがとうございましたぁ」
店員の愛想のいい声が響く
「・・・てかコーヒー代は?払えや…」
結果二人分のコーヒー代を支払うことになる晄斗だった
そこで暫しの時間を過ごす晄斗
「時刻は…11時52分」
後少しで、戦いが始まる
正直、まだなんにもわかっていない
だが負けるつもりはない
必ず勝つ
命を懸けてでもな…
「果たして生き残れますかね…」
ビルの上から晄斗を見下ろしながらアズラは呟く
カチッ
カチッ
カチッ
秒針と分針が刻々と進む
カチッ…
「!?」
「オイオイ…もう来たのかよ」
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