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そして彼は絶望を手にした
「これで、全て完了ですね…」
「あれ?これはなんでしょうか…何故一つだけ??ちゃんと100配った筈なのに…」
目の下に青いクマがある、 黒い和服を纏った男
青い髪の中に、まばらに見える黒い髪
抑揚のない口調で男はそう呟くと、小さなため息をつきながら黒い球を指先で回す
「えーと、リストリスト…あれ、無くした?まあいいか…」
「誰かにコレ渡せば、仕事は終わりです。が、コレは一体何の黒珠でしょうかね…」
鼻をかきながら、男は考える
考えても答えはでないので、男は探した
この力を授ける人物を
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