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「銀ちゃん…。」
神楽は俯きながら銀時に歩み寄って来た。
「……?」
「もう、無理しないでヨ。
……あんなのもう二度と見たくないネ。」
銀時は黙って聞いていた。
「銀ちゃんが起きなかったらって…。
1ヶ月眠って、ようやく起きたと思ったら三日間寝てて…。
新八なんか寝ないで看病してたネ。」
神楽の目尻には涙が溜まり、後ろに居る新八の目尻にも涙が溜まっていた。
「銀さん…、もう居なくならないで下さい。」
銀時は眉を八の字にさせた。
「───…居なくはならねぇよ。
ただ、無理はさせてくれ。
あいつ等の分までよ…。」
桂は銀時の言葉に胸が締め付けられた。
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