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「知らねじゃ済まんぞナオ」
そう俺に釘を刺してから翔は、女ナポレオンとやらの事を語り聞かせてくれたが。
日々生きる為にバイト三昧の俺にはそんなのはどうでも良い事なのだが、翔の話ぶりからするとかなりの有名人らしい。
まぁ俺には無縁な事だと思うが……
そうこうしている内に俺等は学校に着く。
そして校舎の入り口に貼り出してあるクラス表に目をやり、自分達と件の女ナポレオン“五十嵐奏”の名前を探す。
「あった! 1ー2杵島翔一っと、んでナオはどこだ?」
「あったよ翔。1ー1相沢直弥、ついでに女ナポレオン五十嵐奏もな」
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