女ナポレオン

6/33
2475人が本棚に入れています
本棚に追加
/848ページ
 それを聞いた翔のバックには闇夜に走る稲妻が!  そして翔は無礼にも、顔をひきつらせながら俺に手を合わせた。  「うぉい、俺はまだ死んじゃいないから、縁起でもないからそれはやめろよ!」  翔の失礼な態度に思わず突っ込む俺、しかしそれはいつもの友達同士の悪ふざけではなく本当に俺の身を案じるものだった。  「ナオ、時間はあっと言う間に過ぎるから、一年後のクラス替えまでひたすら空気になる事に徹しろ! 決して奴と関わるな」
/848ページ

最初のコメントを投稿しよう!