女ナポレオン

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 「又聞きだから責任は持てないが、今ナオが言ったのよりも分かりやすい最強の力を使うそうだ」  「あのな翔、その女ナポレオンとやらは何を使うってか?」  歯切れの悪い物言いに少しイラッと来た俺。ちょっと悪いかなと思った時に翔が今ぼやかした核心部を憚りながら話してくれた。  「その女ナポレオンの家は有名なあの五十嵐財閥だ。で、毎年莫大な寄付を学園にしているらしい」
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