女ナポレオン

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 「改めて言わんでも解るから」  照れ隠しでそう言ったが、親身になって心配してくれる友の声に火の粉が降りかからない限り五十嵐奏には関わらないでおこうとナオは思った。  だが、彼の気性がその誓いをあえなく破らせる事になるのだ!  そうして嵐の前の静けさに気付かないナオは小用を足すため翔と一旦玄関で別れる。
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