汚れなき灰まみれの聖母

18/106
前へ
/848ページ
次へ
 それよりも、今から奏はその育った環境から知識の一端として知っているが、とても想像出来ないようなショッキングな事を恭子から聞かせられる。  「いずれバレるだろうから、今のうちに奏に話す事があります」  「ふぇ、なんですかお姉様、また改まって?」  ナオとの事は、後日別れた事にしてやり過ごそうと私は考えていたら、それを見透かしたようなタイミングでお姉様が語りかけて来たのでさすがに“ドキッ”とした。てかこの人は疲れるし、心臓に悪い……
/848ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2474人が本棚に入れています
本棚に追加