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恭子の申し出は、奏に取って願ったり叶ったりである。
が、しかし、交際に開明的な態度を取っていてこの申し出はさすがに釈然としないモノが含まれている。だから奏は恭子にその真意を問う。
「それは構いません。でも愛されたいじゃないですか、だからその、お姉様のダメ出しの理由を聞かせて下さい」
別に愛されたい訳じゃないけど……こんな大胆な事を口走るなんて、私も師匠に似て、大概でイケナイ娘だなぁ。
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