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おふざけ気味の奏は頭を抱えて悩む。
それは恭子の、真摯な想いに対して、大変失礼な事をしていると自覚をしたからだ。
奏のその罪悪感にトドメを刺すように、恭子は自身の想いを吐露した。
「あたしやナオ、それに奏にも両親がいない。だからもし、あなたに子供が出来てもあたし達には責任がとれないし、親が居ないから平気でふしだらな事や、無責任なマネが出来るのだと人様から言われかねないの」
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