汚れなき灰まみれの聖母

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 そうして奏はナオの事を今まで以上に意識し出す。  まだ恋も満足に知らない私はナオとの事をどうしたいのか解らない。だけど、だけど……  軽い葛藤の後で奏は腹をくくり、恭子に釘を刺した。  「お姉様、ナオには今日の話を内緒にして下さい。まだあいつに主導権を握られたくないし、自惚れさせたくないですから」
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