汚れなき灰まみれの聖母

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 「アハッ、そうだったね」  今まで友達レベルで仲良くなった娘はいたが、名前で呼び合うような事は皆無だったナオ。  分かっちゃいるが、その慣れない事態を前にして夢見心地になり、つい“デレッ”が“デレデレ”に昇格する。  だが、その“勘違いの助ダラシナデレ男”となった情けない弟に、恭子は容赦なく言葉の冷や水を浴びせた。
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