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まだ昼過ぎの放課後体育館の裏にて、妖しい男達の密会が始まろうとしていた。
「ナオ、待ち合わせに遅れて来るなんて早速駆け引きかい? 愛いヤツめ」
「その、何だ……永久に来るつもりはなかったんだがさ」
そう言ってナオは、成り行きを後ろで見守っている女子達に指を指す。そしてここに来た理由を苦々しい顔して吐き出すように喋る。
「あいつ等が俺を囲んで強気かヘタレだとか総受けかなんて訳わかんねぇ事を聞いてきてな、それに答えたら帰らしてくんなかったんだ」
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