星の砂

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星の砂

.  ギシッ……、  ギシッ……、  ……、ギシッ。  家族全員が深い睡眠に落ちて、家中の音が消える深夜二時を回りかけた頃、悪魔が階段をゆっくりと、一歩ずつ上がって来る。  その足音は私の部屋の入り口の前で一瞬止まる。  カチャ……。  ドアノブをゆっくり回す音が聞こえると同時に私の部屋のドアが静かに開く。  真っ暗な部屋で私はベッドに仰向けのまま目を閉じている。  やがて行われる悪魔の儀式に息を潜めた。  悪魔の息遣いが聞こえてくる。  何かに飢えた呼吸。  その飢えた呼吸はやがて荒々しく、鼻から飢えを吐き出し始める。  己の身包みをゆっくりと剥ぎ取り、硬くいきり立つ悪魔のシンボルを自ら摩擦し始める。  飢えた息遣いが激しくなり始めると、スエた臭いが私の鼻を突く。  そのスエた臭いのシンボルは私の口の中にねじ込まれる。  下半身を剥き出しにされると私の身体を悪魔の滑りついた舌が這いずり回る。  そして悪魔は最悪の汚物を私の身体の中に注ぎ込む。  悪魔が果てた声を出すと儀式は終わる。 .
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