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「理事長が俺に定期的に報酬くれるならいくらでも守ってあげるよ?」
ただし、情報・・・だけだけど(笑)
「本当か!?」
「うん。ただし、俺の言うこと何でも聞けばね」
「ああ、いくらでも聞いてやるさっ!甥のためなら何だって!!」
「言ったね?」
「ああ」
「んじゃ、これにサインして。俺は甥のためなら何でもしますってね」
ばーかっ
何簡単に俺のこと信用しちゃってんだよ。
もくもくと書き始める理事長に悪態をつく。
「ちゃんと名前も書いてよね」
あー何てお馬鹿な奴。
はい、理事長の直筆頂戴いたしまたー。
いぇいっ。
「んーじゃあ、とりあえず初期料で10万かな?」
「そんなんでいいのか・・・?」
「あんたの甥にそこまで重要な情報ある?」
理事長の甥でも、何処かの族の総長だったとしても、あいつはまだまだ一般人にすぎない。
それに、あいつのことを知りたがってる奴がどれくらいいるかわからない。
そんな中、報酬を多くしても意味がない。これでも、ちゃんとした情報屋なんだよ?
だから、編入して一ヶ月ぐらいは初期料にさせてあげる。
まぁ、それからはどうなるかわかんないけど。
「一ヶ月間は見定め期間だから初期料の10万、週一で頂戴」
「ああ、いいだろう」
うん、契約成立。
「じゃあ、初期料で10万頂戴」
「は?」
「だーかーらー、初期料の10万頂戴って言ってんの」
「次からじゃないのか・・・?」
「それじゃあ初期料の意味がないじゃん」
全く・・・あれで理事長とかマジありえないんだけど。
「明日の放課後には校門にいるはずだから」
「りょーかい」
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