第1章

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ふふ いーやーたまには行ってみるもんだよね、理事長室。 まさか理事長から依頼されるなんて思ってもみなかったよ。 いい値まで上がるといいんだけどーー さて、帰ろうかな。 寮に。 そうだ、帰りながらこの学園の説明をしてあげよう。 成宮学園高等部 初等部から大学部まである、男子校のエスカレーター式の学校。 しかも、全寮制。 もちろん、私立で入学金とかいろいろハンパない。ここは普通の私立より設備がすごいから、いろいろ費用がかかるんだって。ある意味、無駄遣いだよね。 だから、自然と富裕層のおぼっちゃまたちが集る金持ち校になっちゃうんだよ。 ちなみに、俺は奨学生だよ? 流石に俺こんな額払えない。 あと、ここはホモやパイが多い。 ザッと数えてホモやパイが9割を占めて、あとの1割はノーマルって言うのかな? ここに小さい頃からいる人は特に、ほら、ここあれじゃん?男子校の全寮制という名のある意味閉鎖空間の中にいるからさ、 自然と男に向くらしい・・・ ブルッ)あーもう、考えただけでも恐ろしい。 周りはどーなろーが知ったことじゃないけど、俺に害が及ぶのは絶対イヤーッ。 てなわけでの変装なんだよ。 ほら、俺の髪綺麗な碧銀じゃん?目も紫じゃん? そのままだったら何かしら騒がれちゃうから、そのための変装。
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