第5幕

12/14
前へ
/139ページ
次へ
??「どうかしましたか?」 青い羽織を着た1人の青年が声をかけてきた。 美紗「えっ、あっ、この人急に咳込んじゃって。」 ??「失礼、僕は新撰組一番組組長沖田総司です。あんた、もしかして労咳か?」 高杉「ゴッホゴッホ、大丈夫でっせ。わたしゃ京都のただの町人、梅之助と申します。わざ②新撰組の沖田はんに世話かける必要なんてありゃしません。美紗、行きまっせ。」 美紗(あっ、そう言えば晋作さん、新撰組には気をつけろって言ってた!)「う、うん。梅之助さん、家はすぐそこだから頑張ってね。沖田さん、すみません。ありがとうございました。」 私は沖田さんにぺこっと頭を下げて晋作さんを支えてその場を去った。
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加