泡の中の

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シャーーーーー カタン・・・ 「ふぅ…」 夏場の昼下がり、無駄に強く照り付ける太陽の陽射しのもと、これまた無駄に大きな声を上げるキャプテンにグラウンドを何周も走らされてくったくたになった俺は、家に帰って早々風呂へとダッシュしてシャワーを浴びていた。 「なんなんだよ、あのキャプテン…」 いつものように一人で愚痴をこぼす。 ここのところ毎日だな…。 声がでかい事も原因だが、なによりもセクハラが悩みの種だ。 朝、練習する前に尻に触ってきて、練習中もやたらとボディタッチが多い。俺にばっか近づいてくるし、ミーティングなんて顔をこれでもかっ ってくらい近づける。  
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