泡の中の

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兄ちゃんは俺と同じサッカー部の中学生。ただ、難関私立男子中学校に通っている所謂エリートだから一緒のボールを蹴ることは出来ない。 この際だし、相談してみようかと思ったけど、やっぱり心配はかけたくないしやめておこう。 諦めて、せめて湯舟に浸かってサッパリしようとお湯を張り始めた時にふと視界にもぞもぞと動く影が入った。 「ちょっ!兄ちゃん!なに脱いでんの?!」 「いや、俺も入ろうと思って」 「入ろうと思ってじゃねえよ!今出るから!」
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