闇と赤

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闇と赤

闇の中に置いていかれた小さなたった一点の小さな光。 その一点…。 そんな一点さえも、闇は呑み込もうとする。 闇とはそういうものだ。 だが、闇がなければ光もない…。 この世には光があれば正反対に闇がある。 それでも、八割は闇で二割は光だろう。 どんな凄いことをした英雄さえも、純粋に光だけがあるとは限らない。 むしろ、闇、即ちズル 違法などをして勝ち上がってきたのだろう。 それが、闇の部分…。 赤 響きは格好いいし、赤はどこでも見かける色だ。 だか、戦争をしている人にとってはどうだ。 赤は血、血痕のイメージしかないであろう。 血は、人を興奮させ、自分が想ってもないことに体が走ってしまう。 血を流しても、人間は戦争をするのか。 そんなもの私には意味がわからない。人間はそこまでしても死に逝く人を見たいのか。人間はこの地上で最も愚かなのではないか。そう想うときがある。
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