バレンタイン

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「ちょっ…雅人!?」 周りからの目が痛い…。 でも何故か顔を赤くしている人が何人か居るような…? すると 「先生じゃなくて俺にしろよ。」 雅人がそう僕の耳元で囁いた。 その顔は真剣そのもの。 「雅人……。」 そうやって言ってくれるのは嬉しいけど、どうしても僕はその気持ちには答えられない。 だって僕には………… 「キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン」 僕が言おうとしたところでチャイムが鳴った。 あとは高橋先生と…………三谷先生にチョコを渡すだけ。
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